【初恋ノ木ニ一夜ノ花咲ク】     ・・・ 2006.8.5


『この薬の効力は君もよくご存知でしょう? 彼の余裕をなくすなら、これが一番ですよ』



昼間、月村から聞いた言葉がの中をぐるぐると繰り返しまわっている。
あの事件以来、はよく繁の家に入り浸っている。
来いと脅されているわけでもなく、自分の意思で頻繁に出入りしていた。
ほんの数刻顔を見ていないだけでも落ち着かないという状態に陥ってしまっているのだ。
学校にいる間も、暇さえあれば薔薇の木の下まで足を運んでしまう。
繁も繁で、そのような禁断症状にも近い状態になっているを常に余裕の表情で受け止める。
それがゆえに、はじわじわと毒に犯されている気がしていた。
このままでは繁なしの生活が考えられなくなってしまうのではないかと。

・・・そして現に今も繁の部屋で、執筆中の繁を背後から見つめているのだ。

「もう少しで終わるから、ちょっと待ってて」

その言葉通り、繁の手はすらすらと動いているように見える。
時折、手元の蝋燭の火が揺れる。は不思議な気持ちでそれを見つめる。
どうして、こんな風になってしまったのだろう。
自分は決して男など好きではなかったはずなのに・・・などと、今から考えても仕方のないことだが。
やはり性別というのは惚れてしまえば、どうでもいいことなのか。
しかし、自分がここまで惚れているということを、本人に悟られるのはやはり嫌なものである。
それはの自尊心が許さないのだ。
いつも上手いこと流されて、自分が完璧に惚れてしまっていることを、この口で言わされ、屈辱的な目に遭わされる。
自分ばかりが好きなようで納得がいかないのである。
一方、繁はといえば、実に大人的な余裕の表情で、まるで子供に接するかのようにの相手をする。
にとってこの状況は、理不尽なこと、この上ないのだ。まがりなりに恋人同士だというのに。
そんなことを考え始めた矢先だった。
何故だかわからないが、月村があのようなことを言って小さな小瓶を渡してきた。
あの男を信頼しているわけではないが、これはいい機会かも知れないとも、思ってしまった。
そして・・・は実行に移してしまったのだ。

「ん〜・・・これでよしっと」

どうやら、きりのいいところまで終わったらしい。
繁は、両手を上に挙げ、力いっぱい伸びると笑顔での元で寄ってきた。

「終わったのか?」

「うん。がいてくれると、はかどる気がするよ」

「そうか。それは良かった」

「頑張ったんだよ、ぼく。もっと褒めてくれないの?」

「なんだそれは」

「・・・で、それは?」

にっこりと笑って、の持ってきた袋を指差す繁。この顔は、中に何が入っているかわかっている顔である。
は一瞬、どきりとした顔をしたが、すぐに平静を装ってその袋を繁に突き出した。
努めて冷静な調子の声を出す。

「差し入れだ」

「・・・」

何故か黙る繁に、の心臓がどきどきと早鐘のようになる。
もしや、怪しさに気が付いたのだろうか。いや、そんなはずはない。
落ち着いて、聞いてみる。

「どうした、今川焼きは嫌いか?」

「いや、嬉しいよ。今、お茶を淹れよう」

にこっと笑うと、繁は立ち上がって茶の準備を始めた。
袋を開け、ぱくぱくと何の躊躇いもなく、今川焼きを口に放り込む繁。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「どうかした? さっきから、生きてる顔してないけど・・」

どこか悪戯っぽく笑う繁に、は「別に」と言った。
本当は心臓が口から出てきそうなくらい、緊張していて、喉はからから状態である。
しかし、今、茶を飲もうと湯のみを手に取ろうものならば、ぶるぶると震えて零してしまいかねない。

「・・・・・・・・・・・・ぁ?」

繁の身体が大きく揺れる。
ついに来た・・・・と、は思った。
あの薬の効力は、身を持って体験済みだ。繁には少々悪いが、今日一日くらいは思い通りになってもらっても良いだろう。
いつもは、嫌というくらい自分の心も身体も弄ぶのだから。

・・・これは・・・?」

「媚薬というやつだ」

「な・・・・」

「今日一日くらいは、好きにさせてもらってもいいだろう?」

冷たく笑うと、繁の着物のあわせから手を滑り込ませた。

「あっ」

「いつも俺ばかり言わされて・・・納得がいかない」

言いながら、胸の突起を優しく摘み上げる。
そして指の腹で転がして、押しつぶす。

「あ・・・・っ」

「感じてるな」

「・・・そ、そりゃあね・・・・あっ」

下腹部に手を伸ばせば、既に熱くなりかけた繁自身があった。

「言え」

低く言うと、そこを少しだけ乱暴に扱く。

「あ・・・・っ い、いい・・・そこ・・・」

切なそうに、細い眉を寄せて繁が喘ぐ。
は、素直に綺麗だと思った。端整な顔には朱が差して、その表情は陶酔したかのよう。
そして、それは自分が与えている快楽なのだ。やはり、優位な立場というものは、それだけで気分がいい。
繁がいいと言った場所をしつこく弄んでやると、しどけない声で喘ぐ。

「キッ・・スして・・・・くれ・・・ないのか・・・い?」

途切れ途切れに言う繁の声が、あまりにも甘く掠れていて、自身も抑えが効かなくなる。
繁を弄っていない方の手で、その細い顎を持ち上げると唇を吸った。
甘い・・・これは餡子の味か・・・・がぼんやりと考えていると、繁が笑った気がした。
唇が、離れる。
悔しいが、名残惜しくなっていたのはの方だったが、悟られないように自らもすっと身を引いた。

「・・・・これで、気が済んだ?」

「なっ?」

しゃっきりとした繁の声に、驚いて口をぱくぱくさせる
まさか・・・・・・いや、そんなはずはない。
確かに、媚薬入りとそうでないものがあったが、繁は全て・・・信じがたいが、本当に全て平らげたのだ。
の目の前で。
そのあまりの驚き顔に、繁も妙だと思ったよう。
小首を傾げて言う。

「まさか、本当に媚薬を入れた・・・なんてことは、ないよね?」

「・・・え・・・?」

どうして、そんな馬鹿な。

「普通の今川焼きだったよ、これ」

「それでは、今のは・・・」

恐る恐る聞いてみる。

「いやぁ、あれはが何だか神妙な顔してるから、ちょっとからかってみようと思っただけだったんだけど。
 媚薬って・・・君、珍しくのってきたなって思って演技してたんだけど・・・。まぁ、途中、ちょっと変だなとは思ったけどね」

・・・・・・・・・・・・間違いなく入れたはずである。

ということは、月村が渡してきた小瓶は、ただの水か何かだったということなのか。
・・・嵌められた。は、全身から力が抜けてしまった。
ものすごく緊張したのだ。

「・・・あ、ちょっと・・・?」

「なんだ・・・」

疲れきったの声。

「もしかして・・・・本当に入れたの?」

「つもりだった」

「・・・幹彦かな?」

どこか苦笑交じりにも見える繁の顔も、俯くには見えていない。

「そうだ」

「なるほどね」

繁が納得したように呟いた。
どうやら、そのようなことになった理由・・・つまり、月村がを呼び出し薬を渡すきっかけになった話には、
繁が関与しているらしい。

「でも、幹彦が君に薬を渡したのなら、それは偽物じゃないと思うけどなぁ」

薬を渡したのが幹彦だということに関しては全く疑っていない繁だが、不思議そうに首を傾げる。
あの幹彦が、わざわざを呼び出して偽物の薬など渡すだろうか。

「しかし、現にあんたはいつもどおりだ・・・」

「まぁ、そうなんだけれどね」

けろりとして言う繁に、は深い溜息をついた。
この疲れは一体どうしてくれる。釈然としない表情のまま、繁を見た。
そして、その表情は一気に別のものへと変わる。

「お・・・い?」

「何かな?」

「その顔はなんだ」

「なんだとは?」

「その、悪魔のような笑顔だっ」

寒気のする笑顔とでもいうのだろうか。
見上げた先にあった繁の顔は、背筋が凍りつくほど美しく、そしてとても残忍な表情を浮かべていた。
が、思わず後ずさる。

「失礼だね。天使のようなぼくを捕まえて、悪魔扱いとは・・・」

肌蹴た着物を直しもせずに、じりじりとにじり寄ってくる。

「ちょ、ちょっと待ってくれ」

「さぁて、どうしてくれようか」

待てというの声を、華麗に無視してその明るい蒼の目を細め、やんわりと微笑む繁。
・・・・怖すぎる。
壁ぎりぎりまで追いつめられる。

「ぼくに媚薬を飲ませて、どうしたかったのかな? ちゃんと言えたら、いつもみたいに優しく虐めてあげる。
 言えなかったら、そうだねぇ・・・ねちねちと意地悪く虐めるっていうのは、どう?」

「どうって・・・虐める以外の選択肢はないのかっ」

「ないね。当然だろう? がぼくに一服盛ったという事実はちゃんとあるんだからね」

拗ねた口調。

「だ、だがっ! 結果としてそうならなかっただろう!?」

「関係ないね。ぼくは悲しくて死にそうだよ。こんなに愛しているのに・・・」

「愛して・・・?」

抱きしめられて、口付けされる。
歯列を割って、舌を誘い出される。意志とは関係なく、いいように口腔内を嬲られる。
唇を少しきつめに吸われて甘噛みされ、ぴくんと身体が跳ねた。

は、これが好きなんだよね」

「・・・・・・」

「ほら、ちゃんと言ってごらん? ぼくに何をさせたかったの?」

「・・・・・・」

ここで言ってしまえば、酷い目には遭わされないかも知れない。
しかし、それではここまで決心した意味も、全て無駄になってしまう・・・。
の瞳が迷いに揺れる。どちらを取るべきか。

「どうしたの。くんは、言えないのかな? ん〜?」

その見え見えな挑発口調に、腹が立たなかったわけではない。
しかし、ここは素直になるべきだと、は思った。ここで意地を張っても、きっと何も解決はしない。
繁と喧嘩したかったわけではないのだから。

「・・・・い、いつも俺ばかりが余裕なく、不安でいるのが・・・耐えられなかった・・・その、つまらないことをしようとした。すまない」

少し癪だったが、ついでに詫びも入れた。流石に目を見て・・・というわけにはいかなかったが、それがの精一杯だった。
唆されたとは言え、確かに卑怯な手法を選んだことには間違いはないのだ。
これでは、心の中で散々狂っていると罵った月村と同じではないか。
少し冷めた頭で考えれば、すぐにわかることだったはずなのに。
は、悔しいような、申し訳ないような、微妙な表情で唇を噛んだ。

「そう」

すっと目を細める繁。

「・・・俺が悪かった。煮るなり焼くなり・・・突き放すなり、好きにするといい」

覚悟を決めたような口調で、目を閉じ、繁からの返答を待つ。
薬入りだと思っていた今川焼きを、繁が口に放り込む瞬間を見た時よりも、緊張している自分がいる。
まるで、最後の審判が下るような心境だ。
繁は何と言うだろうか。許してくれるだろうか。
何も言ってくれないかったら、どうしよう・・・そこまでが思考を巡らせた時、声は聞こえた。

「本当に、悪い子だね」

冷たく降ってきた言葉。が、びくりと震える。
突き放された・・・?
そう思ったが、次の台詞でそうでないことがわかった。

「ぼくが、不安でないと?」

「え?」

薄く目を開ければ、口調とは裏腹に、優しく愛しむような蒼の瞳。

「君は、ぼくが不安でないと思っていたんだ?」

「それは・・・」

「君は何もわかっちゃいないね」

言うなり、の服を脱がしにかかる。

「おい、ちょっと待て。まだ話の途中だろう!?」

「うるさいね」

あっという間に、全裸にされる。恥かしいことに、身体の中心は既に熱くなってしまっていた。
着ていた服は、何のいやがらせなのか部屋の入り口付近まで放り投げられた。
これで隠すものは何もない。

「それで、何だって?」

言いながら、身体中を撫で回す。

「あ・・・・っ」

敏感な部分に触れるたびに、どうしようもなく熱い吐息が漏れてしまう。
はぎゅっと眼を閉じる。
手際良く、後ろを指で慣らされ、気が付けば繁の熱いそこを受け入れていた。
背後からゆるゆると抜き差しを繰り返され、身体中がとろけてしまいそうになる。

「んっ・・・・はぁ・・・・・ア・・・・ッ」

「この身体は、まだわかっていないみたいだからね。きちんと教え込ませてあげなくちゃ」

突き上げられた。最奥に。

「あああああああっっ  くぅ・・・・っ あ・・・」

「誰が、不安じゃないって?」

普段よりも数段低く、繁が問う。

「あ・・・・あっっ・・・・そこ、いや・・・・・っ」

弱い部分を攻める繁に、が無駄だと知りつつも懇願する。
更に更に深く、誰も知らない場所に自身を器用に進めてくる繁。
は頭から身体から、もう全てが溶けてしまうような感覚に激しく眩暈を覚える。

「も・・・・っ・・・・あぁ・・・・あっ」

「・・・・ぼくだって、君と同じだ。いつも不安。だからこそ、こうして繋がって、お互いの気持ちを確かめ合っているんだろう?」

不安・・・?繁が? 朦朧とする意識の中で、今、繁の言ったことをは何度も反芻した。
胸が熱い。ついでに目頭も熱い。
再び勢い良く突き上げられて、目を見開く。
ゆっくりと何かを考えることなど、到底不可能である。

「・・・・あぁ・・・・あっ・・・っ」

繁の動きが少し速くなる。

「こうして君の中を突き上げて、掻き回して、鳴かせて・・・」

「ああああーーーっっ」

繁が話している最中に、が果てた。しかし、繁は休むことなく腰を揺する。
次第に、一度萎えたのそこも、簡単に元気を取り戻す。

「あ・・・だめ・・・・今、出した・・・・・ぁっ」

「まだ足りないよ」

「・・・な・・・っ?」

それから、何度突き上げられ、何度達かされただろう。
永遠とも思える時間、は繁に犯された。
やり方はいつもと同じように優しかったが、時折切ない台詞を耳元で囁かれた。
言葉は少しずつ違ってはいたが、そのどれもが「不安」や「焦り」「独占欲」に類するもので、
がずっと抱いていた気持ちと同じだった。

「ごめんね。 また随分と無理をさせちゃった」

「謝るくらいなら、最初から加減してくれ・・・」

「・・・まだ、不安?」

くたっと力なく寝転がりながら、繁が問う。

「いや」

はすぐに否定した。繁も同じ気持ちだったということがわかったから。
それで、少し安心することが出来た。いや、随分と安心した。
それを悟られるのは、やはり少々面白くなかったが。

「本当の媚薬入りなら、もう少し長く出来たかも知れないね。残念だったなぁ」

まんざら嘘でもない調子で繁が言う。

「・・・悪い冗談はよせ」

もうすでに腰ががくがくして立ち上がるどころの話ではないが、流石にしかめっ面で言う。
勘弁してくれと言わんばかりに。

「それにしても、幹彦が偽物を渡すとは・・・」

そこに関して、まだ納得がいっていないように、うぅむと首を捻る繁。
そして何か思いついたような顔をして、の方を見た。

「ねぇ、その薬はどこで入れたの?」

「・・・今川焼きにか? 寮の部屋でだが・・・・・・・・・・・・あっ」

の眼が、小さく叫んだ。切れ長の眼の奥が、気付いてしまった可能性に僅かに揺れる。

「もしかして・・・・そうだ、あの時・・・!!!」

立ち上がろうとしたが、見事に腰が砕けた。
よろりと、その場に座り込む。

「何か、思い出した?」

だ。の・・・・そうか、あの時にすり替わった可能性がある」

は寮でのことを思い出す。
部屋を出るときに、緊張していたことは覚えている。そして、一瞬どちらの袋か迷ったことも。
おそらくあの時に袋を取り違えたのだ。

「あ、そうだ・・・。さっきあんたが食った中に、白あんはあったか?」

繁の好みがわからなかったは、いくつか白あんを混ぜた記憶があった。
の分は、彼の好みで全て黒だったはずである。

「いいや、全部黒の粒あんだったよ。流石、僕の好みがわかってるって思ったのを覚えてるからね」

「・・・やっぱり」

ということは、媚薬入りの今川焼きはの手元にあるのだ。
そうとわかれば、このようなことをしている暇はない。
何も知らないがあれを食べようものなら・・・。

「どこへ行くの?」

無理矢理立ち上がろうとするの手首を捕まえ、繁が問う。

「部屋に戻る。 があれを食べる前に、阻止しなければ・・・」

「もう手遅れだと思うけれど?」

もしも自分が食べようと思って買ったものだとするならば、繁だったらそんなに長く放置しない。
既に食べてしまっている可能性のほうが高い。

「そうかも知れないが、それならばなおのこと、行かないとまずいだろう?」

「行ってどうするの?」

どこかその瞳に剣呑な光を宿して繁は問う。

「どうにかして助けてやるに決まっているだろう」

の頭の中に、あの写真を撮られた日のことが思い浮かんだ。
確かに、あの時がああしてくれたことによって随分と楽になったのだ。
気が進むことではないが、自分の犯した手違いなのだ。責任を取って当然である。

「助ける? へぇ・・・それじゃ、くんがどうしようもない状態になってて、
 君のここを貸してくれって言ったら、君は貸しちゃうわけだ?」

ついっとほんの少し指をの中に、挿入させて繁は言った。

「あ・・・っ!  な、何する・・っ!?」

「質問に答えてないよ?」

「あ・・・あっ・・・・やめ・・・・・・!!」

「さっき、ぼく言わなかった? 不安だって。なのに、君はそういうこと、平気で言っちゃうんだ?」

の知る限り、一番たちの悪い拗ねた口調。
過去の経験からすると、怒った口調の時よりも、何を仕出かすかわかったものではない。

「それとこれとは話が・・・・・・・あああっ こら、や、やめないか!!」

いつの間にか、繁の指は根元まで入ってしまっている。
嫌というほど達かされたはずのそこも、僅かに熱を持ってしまった。

「ああっ・・・・い・・・やっ」

「行かせない」

「あああっ   んっ っっ」

声にならない。あまりにも的を得た愛撫に、もすっかり抵抗出来なくなってしまっている。

「ぼくはね、意外と嫉妬深いんだよ?」

本気そのものの声に、は思わずぞくりとする。
繁の気持ちを知ることが出来て嬉しい反面、ほんの少し後悔もした。
耳元で囁く繁の声は、本当に少し怒っていて。中で蠢く指は、の全てが自分のものだと言わんばかりだ。
耳を甘噛みされ、弱いところを散々いたぶられながら、は心の中でにひたすら詫びた。
せめて、誰かと一緒に食べていないことを、ただひたすら祈りながら。



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