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演者には約束事が多く求められますが、観客は自由です。
時には気軽に、時には舞台と見所(客席)が一体となって楽しむのもいいでしょう。
あたかも異次元の世界とこの世を結ぶかのような長い橋掛かり、.その先にある限られた立体空間を”奥行きのある額”と見ると演者の動きは美しい絵画となります。
無駄を省き、動きを極端に切り詰め最小限の演技で最大限の効果を狙う”能”は仮に演者が紐を持つとしたら、その紐の長さに、尽きぬ輪廻を象徴される時、観る人の意のままになると言っても過言でないでしょう。日本が世界に誇る「舞台演劇」の”能”が心を捉えて止まない貴重な文化と言える所以です。
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