当泌尿器科の特徴

 砺波総合病院泌尿器科は,富山県砺波地区医療圏(人口約15万人)における泌尿器科医療の中核としてすでに認知されていますが,今後さらに発展していく可能性が高い診療科です.
地方の中核病院ですので,取り扱う疾患は尿路結石や前立腺肥大症といった良性疾患から,近年増加傾向にある前立腺癌や膀胱癌などの悪性疾患まで幅広く,ほぼすべての泌尿器科疾患に対する診断・治療を経験できます.
一方現在当科で実施していない治療としては,腎移植,包茎や停留精巣を除く小児の重症尿路奇形が挙げられます.
これらの疾患については,より専門性の高い施設に紹介しています.

 急性期型病院の泌尿器科として,入院治療,特に手術治療の質の向上を最重要視しています.
入院患者さんの大半は手術が入院目的ですから,手術を安全確実に行なうことが合併症を回避し社会復帰を早めます.
このようにして,入院期間の短縮や医療費を軽減し,人的面だけでなく経済的な面からも社会貢献をすることが当科の使命と考えています.

 今後ますます医療は高度化し,また失敗が許されない厳しい状況になっています.
高いレベルの医療を安全に行える技術のある(腕の良い)泌尿器科専門医を今後育てていこうと思っています.
また当科では,日常診療だけでなく学会発表,論文作成,臨床研究などの学術面での活動を非常に重視しています.
泌尿器科医としての技術(腕)を磨くだけでなく,頭も使ってこれからの泌尿器科をリードしていこうという意気込みのある方は,是非,本後期研修プログラムに応募してください.

スタッフ紹介

三崎俊光 昭和44年金沢大学卒

 泌尿器科部長 兼教育研修部長

 日本泌尿器科学会指導医

江川雅之 昭和62年金沢大学卒

 平成5年金沢大学大学院卒

 泌尿器科部長

 日本泌尿器科学会指導医

 日本内視鏡外科学会

  泌尿器腹腔鏡手術技術認定医


新倉