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(C)2003
Somekawa & vafirs

『女心』

水本日女子

なんと、2か月続けて書かせていただきます。
今度は何を書こうかと思いましたが、朝お化粧をしていてふとひらめきました。
私の仕事がお化粧品を扱う仕事なので、そんな現場でのお話です。

女性というのはいくつになっても美しくなりたい、若くありたいと願うもの。。。多分(笑)
私自身を言えば、もともとはお化粧はあまり好きではありませんでした。
素顔とメイクをした顔のギャップがあるなんて許せないわ、と思っていたものです。
それでも年齢とともに、お顔とにらめっこをしながら肌の衰えと戦っています。

お化粧品にもピンからキリまであります。
高級化粧品といわれるもの。。お値段はさておき確かに優雅なかおりやその感触、ひときわ引き立つ何かがあります。
欲しい!と思った女性はまず考えます。

「やっぱりちがうわねぇ、これでお肌がきれいになるかもしれない」
「とてもこんな高価なものは買えないわ」
「でも、あれとこれとをやりくりしたらなんとかできそうねぇ」
「でも旦那にわかったら大変だわ」

さんざん迷って高級化粧品を手に入れるわけです。
夜、奥様が一所懸命お肌のお手入れをしているのを見ている旦那様が、お化粧品の値段を知ったならどうするでしょうか?
知らぬが仏!といったところでしょうか。

お店に来られた男性の方が、ディスプレイをしてある商品の値段を見て驚いていました。
「こんな高いの買う人いるんですねぇ?」
「いるんですよ。(笑)多分あなたの奥様も」
その男性の見ていたものは、ごく普通のお値段のものでした。(笑)

こんなお話もあります。
子育てを終え、両親のお世話をし、家族の為に一所懸命働き自分のことは二の次にして過ごしてきた奥様、ある日旦那様にふと言われた一言が奥様の心に火をつけました。
「お前も老けたなぁ、皺だらけやなぁ」

旦那様にしてみたら、しみじみねぎらう思いもあって話した言葉の一つだったのかもしれません。
ところが奥様にしてみたらそうではなかった。

「私は情けない、我がの身なんて見る余裕なんかなかったわいねぇ、あんまりやわ〜」
絶対きれいになってやる、とかたい決心の元、お肌のお手入れを始めた方もいました。

さて、こちらに集う心やさしい殿方、 ぜひ一度、奥様のお顔をしっかりとご覧いただき、わが女房のお肌がどれほど美しいかしっかり観察なさるのも良いことかなと思いますよ。

女性が美しくありたいと願うお肌のお手入れは、 きっと愛する旦那様の為のもの。。。多分(笑)

<ロブロイストの日々>  毎・月始め更新いたします。