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(C)2003
Somekawa & vafirs

金沢 BAR <主のひとり言>

四日前なら大丈夫・というお話

今回はちょっとヤラシイ話になる。
あるのん兵衛“K医師”がいる。
医療という環境(に限らないが)身近に顕微鏡がある。
まあ遊びで大半が医学生の時、一応「診断」と称して男の谷間にある息子のムスコ(一般に精子という)が、そのムスコを顕微鏡で覗くらしい。

子供に恵まれないご夫婦があるが、昔はというと、それは「畑が悪い」と当然のように言われていた。
が、今は「種」の方も悪い、という事は医学的に分かっているようである。
ようするに精子の数が少ない、もしくは元気がない、ということらしい。
ただどっちがどの程度悪いのか、またその比率となると、データとしてあるのかもしれないが、僕は知らない。

さてそのK医師を含め仲間数人で飲んでいる。
いつものようにバーボンのオンザロックをグイグイと飲りながら医学生時代の話になった。
そして冒頭に書いた顕微鏡で我がムスコの元気度の確認(診断)であるが、K医師いわく「俺のは元気」らしい。
どのぐらい元気かというと、嫁さんが浮気したとする。
しかし四日前までなら大丈夫らしい。
何がどう大丈夫かというと、女性の内部に何千万ものムスコを放出すると一斉に卵子に向かって突入するらしい。
四日も五日も掛るのか、はなはだ疑問だが・・・もう一度書く。
浮気され、四日も後からK医師のソレは、猛烈な勢いで駆け出す。
浮気相手のソレを、そこのけ、そこのけと押しのけ、かつ蹴散らしながらモノすごい速さで突き進む。
そして卵子というゴールに到達するのだそうである。

その様子を聞いてる僕らは見られるわけではないので、フ〜ンと感心し、パチパチと拍手するしかない。

ところでそのムスコではなく、道具というかそのモノの元気もいいのだろう。
ゾウアザラシはハーレムを作り、発情期になると飲まず食わずで30分に一回ずつ、かつ三ヶ月間しっぱなしなのだそうである。
約三トンあった体重が二トンになるらしい。
これはしかとしたTV番組でやっていたので本当のことの様である。
さすがのK医師も、これにはかなわないであろう。

またマムシなど、その“テ”にはめっぽう効くらしいが、実に良質な高タンパク質、という事もあるらしいが、もっと他に理由があるようである。
さて何かというと、ようするにアノ行為がおそろしく長く、なんと一昼夜絡みつき、しっぱなしなのだそうである。
よってマムシのエキスは「効く」ということらしい。
が、念のためこれは噂であり、しかとした話ではないので悪しからず、である。
事実過去に何度かマムシのエキスやマムシ酒、ハブ酒、またすっぽんの血、はたまた朝鮮ニンジンなども試した事がないではないが、効いたのかなあ、感触がまったくなかった。

最後までヤラシイ話で終わってしまったが、実際はどうかというと、僕の場合どうせ何の役にも経たないくらい酒を飲んでいるので、どのみち効果はないのであります。

<主のひとり言>  毎・月半ば更新いたします。