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(C)2003
Somekawa & vafirs

金沢 BAR <主のひとり言>

ナメクジ談義

今回は何と、本ホーム・ページは掲示板よりの抜粋(盗用)になります。

その経緯はと申しますと。
先日<梅雨見舞い>と称し、この頃最も活動するナメクジとカタツムリを小話と仕立て、 ハガキでお客様にお送り致しましたところ、掲示板にてナメクジ談義が始まりました。
貝の収集家である森川(ハンドルネーム“ちは”)氏より、殻のあるコウラナメクジ、ベッコウマイマイ、 恐ろしくでかいヤマナメクジなどの存在を知り、益々話は盛り上がっていき、とうとうナメクジ探検隊も発足(もちろん洒落の範囲ですが)致しました。

その中の掲示板(書き込み)のやりとりですが、掲示板の性質上ちょっと面白いな、 と思いましてもすぐに流れて行く、通りすがりのようなものです。
今まで“もったいない”と思うような書き込みが沢山あった訳ですが、今回は素直に載してしまおう、と思った訳です。
手前味噌ですが、僕のハンドルネーム<ROB>と泉氏< vafirs>氏のやりとりです。


<ナメクジの恩返し> 投稿者 ROB

体長20cm(幅4cm!)のヤマナメクジ。
これは偶然、岐阜の御母衣ダムの近くで見たことがあります。
あのニュルニュル、ヌメヌメのナメクジとは大違い。
まずヌメリは無く乾いている。もちろんデカイ。チョッと背中は茶色っぽかったと思います。 軽く“踏んづけて”みましたが、びくともしません。たぶん2〜3歳児が思いっきり踏んづけても平気じゃないかと思います。
とりあえず林道でしたが、道のど真ん中でしたので次の車に惹かれないよう、ワキの方へ“蹴飛ばして”おきました。
一応僕が助けたカタチになっていますので、ヤマナメクジの恩返しがあるやも知れないと思い、金沢の住所を書いた紙を横に置いてきました。
あれから五年は経ちましたが、まだ来ませんね〜。


<夏の夜だから> 投稿者  vafirs

はじめまして。
ヤマナメクジの豊吉と申します。
我が一族の事がこの掲示板に載っていると仲間から連絡があり、さっそく経過を書かせていただきます。
私のじいちゃんのじいちゃんの、そのまたじいちゃんの文吉が、ROB様に踏んづけられ、蹴飛ばされながらも助けられた時から、 我が一族は「恩返しの旅」を先祖代々続けています。

我々ナメクジに県境を越えて挨拶に来い、というのもどうかとは思いますが、 住所録メモを渡されて意地になって旅に出た先祖も先祖です。
直線距離が最も近いということで白山超えを果たした先祖でしたが、谷を下ったところで、あっさり道に迷ってしまいました。
ヤマナメクジの名が廃ります。
曽祖父は、名も知らぬ沢沿いで右往左往しながら一生を送ったらしく、生前の祖父は、
「なぜ先祖は遠回りでも156号からスーパー林道へのコースを選ばなかったのか・・」
と、よくグチっていました。そもそも空を飛べるわけでもないので、山肌を登ったり降りたりする直線移動を選択した先祖にガッカリです。

さて・・・季節が移り、時が過ぎて、ナメクジ界にも文明開化・社会変革・IT革命が起こり、そして飽食の時代を迎え、 私は今、金沢市内の、とある喫茶店の裏口でジュースの残りビンを舐めながら 父の遺言を確認しつつ、無線LANで書き込みをしているわけですが、はたしてこのままROB様宅を訪問してもよいのやらと、実は思案に暮れています。
体長170センチ、太さ60センチの私の姿を見て、奥様は悲鳴を上げて倒れられるのでは・・。
巨大なナメクジに、ROB様を満足させるような御恩返しができるのでしょうか・・。

犀川の、中州の雑木林の中に身を潜めて、もう少しだけ考えてみます。

それとも・・・

ROB様の方から、会いに来ていただけますか?

夜ならば、雪見橋の・・・ほれ、すぐそこに・・・・・ 。


<何もなかった、という事に> 投稿者 ROB

あっ、どっ、どう〜も〜、ヤマナメクジの豊吉様。
五年前踏んづけた、いっ、いや〜、蹴飛ばしたアッ、イッ、いや〜、お会いしましたのは、 ご先祖様の文吉様でアッ、あらせられたのですね。その節はあの〜・・・・・。

ともあれ豊吉様、ずいぶんとご成長されたのですね。
僕の身長165cmをはるかに超えられ、僕の体重52kgもはるかに超えられ、何か恩よりも、執念すら感じられますが、 僕の(どこかしらやましさのような)また(押し付けがましいような)ところから来るのでしょうか。

今にして思いますと、林道のど真ん中と言いましたが、しょせん道幅3メートルあるかないかのところ。 僕が何もしなくても後一メートルも進んでいただけば端へ寄れたのでは、と言う気がしてきました。
という事は、踏んづけられ損、蹴飛ばされ損、という事に・・・・・。
ひょっとしたら豊吉様(達)は恩返しではなく?・・・・・。

あのう〜、もしよろしければ5年前、文吉様と僕は会わなかった。僕は助けたわけではなかった。 関わり合わなかった。という事にしていただけないでしょうか。お礼の品(何だろう・・・)もいりません。 わざわざ僕の小汚い家へ上がって頂くというのも、今の恐ろしく・・・イッイヤ、美しく進化(強大化)された豊吉様には失礼かと思います。
どうかこのまま帰って頂けないでしょうか。
と言いましても、岐阜の御母衣ダムまで、また遠路(何代にもわたって)歩いて頂くなどという失礼な事は致しません。
僕の知り合いで、すこぶる面倒見の良い<泉>という友人が居ります。ハンドルネーム< vafirs>氏です。その彼に送ってくれるように頼んでおきます。
以前すぐ近くを流れる犀川に、岐阜の木曽川から迷い込んだらしい大ナマズを、木曽の御岳の麓(ふもと)の川まで送ってもらった事があります。 大ナマズ様を車の助手席に乗せ、道中けっこう話が弾んだとの事でした。今回も喜んで送ってくれると思います。

では豊吉様、追って vafirs氏よりE−メールで待ち合わせ場所等も含め、連絡があると思います。 ご先祖様方にもその節は大変失礼しました、とお伝えくださいませ。
では、ゴキゲンヨー。

<主のひとり言>  毎・月半ば更新いたします。