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(C)2003
Somekawa & vafirs

金沢 BAR <主のひとり言>

ありがた〜いお話し

さて2008年も終わろうとしているが、まあ今年も色々あったように思う。

毒入り餃子に始まり、赤なんたらのあんころ餅問題、ミートなんたらの肉屋のオヤジもいた。また料亭のヒソヒソ女将、うなぎの産地偽装、事故米の横流し、最近では中国産竹の子が何故か日本産に変わっていた。結果今年の漢字一文字も「変」となった。

他に目を向けると「私は自分を客観的に見れる。貴方とは違うんです」と言ってさっさと辞めた人がいたかと思えば、次の人は「詳細」を「ようさい」と呼んでみたり。「未曾有」を「みぞうゆ」と呼んでみたり、まあ笑かしてくれる。
しかしこの人のお陰で「漢字読み方辞典」なるものがえらく売れ出したらしいので、ひょっとして経済効果を考え、わざと間違えたのかも?と、深読み出来ないこともないが・・・まあやっぱり無いだろう。

ところで我が店はどうかというと、アメリカが咳をすると日本が風邪を引くと言うが、風邪どころか相当たちの悪いインフルエンザ(不景気風邪)のようである。当分治りそうもない。
その「不景気風邪」が我が店にもピューピュー吹いている。う〜ん困ったものだが、そろそろ年も明ける。明るい年になると信じたい。

で、我が家のニュースはどうかというと、さしたる事もなかったのであるが、やっぱり迷い猫(捨て猫)が住み着き、すっかり家族の一員となった事だろうか。
来た時は、380gしかなかったものが今では、4kgちょいとなった。「ちょいと」というのはつい先頃まではキッチン用の、ほんの2kgほどしか量れないもので十分足りていたのであるが、今では体重計で量らなければいけないのだが、しかしじっとしてくれない。結果4kgちょい、となる。動物の成長は早い。まだ住み着いて半年しか経っていないが、もう十倍となった訳である。来た当初は手のひらにちょこんと乗っていたのが嘘のようである。
猫に限らず、一切ペットを飼ったことがない家庭に育ち、飼うのを不安がっていた嫁さんであるが、もはや可愛くてしょうがないようである。寝起きを共にし、当然猫も一番嫁さんになついているようである。家の前の用水から僕が助けたという事実など、とうに忘れたようである。
ともあれ子ども達も喜んで可愛がっている様子。餌はキャットフードに猫用の缶詰(生意気にマグロ缶である)を混ぜ、猫用煮干もたまにやり、ネコ草も常に用意している。ネコ砂はトイレに流せるもので常に綺麗である。おそらく猫も「ニャ〜ン」にも文句はないところであろう。
昔はネコ砂というと、その辺の砂を箱に入れていたものだが、まあ頻繁に砂を変えないと結構匂いがしたものであるが、今の砂は消臭効果がよく効いているようでほとんど臭いが無く、素直に良い。

先日のことであるが、基本的には家の中だけで飼っている。そこでひょっとして外にも出たいのではないかと思い、散歩用のリードを買ってきた。
さてリードを首輪に付け、いざ外へ、といきたいがまず素直に前へ進もうとしない。我が家の玄関から道路までほんの4〜5mであるが、適当に大小鉢植えがある。 その間に入り鼻でクンクン。前足(ネコの手)で触ったり突付いたり、また何がしの葉っぱをかじってみたりとまあ、ほんの数m先の道路へなかなかたどり着かない。その内小さい鉢は倒し、花は踏んづける。
しょうがないので無理やり道路へ持っていき、さあ進もうとすると道路わきの側溝へ入り、出てこようとしない。結局散歩は無理という事が分かった。そこで何本かある垣根へつなぎ、僕は一旦部屋に入りしばらくして見てみると、こっちの木、隣の木にリードが絡みつき身動きできない状態となっている。そしてウ〜ウ〜唸っている。

ある程度想像、予想はしていたのであるが、その様子を嫁さんと見ながら「やっぱりネコは散歩には向かんな」という、結論に達したわけである。
という事でその日買ってきたリードはその一回きりで役目は終わり、その後玄関の横にむなしくぶら下がっている。

犬は従ったら飼い主が「喜ぶ」ということを知っている。だから呼んだら来る。猫は自分が喜ぶ事しかしない。だから呼んでも自分が行きたいときにはいく。あくまでも自分が中心なのである。
前にも書いたが、犬は人間が尽くせば尽くすほど「『この人は神様』なのでは?」と思うかもしれないが、猫は違う。人間が尽くせば尽くすほど「こんなに尽くしてくれるとは『オレは神様』なのでは?」ときっと思っているに違いないのである。

ということで、あり難〜くお世話させて頂く、という結論に達したのでありました・・・アーメン。

<主のひとり言>  毎・月半ば更新いたします。