カルル・エルンスト・ラーゲ著

『シュトルムの生涯と文学』

1991年・東京・芸林書房・202ページ

日本語版への序
             1 少年時代

2 修業時代

3 フーズムにおける弁護士時代

4 亡命時代

1 ポツダム

2 ハイリゲンシュタット

5 再びフーズムにて

6 ハーデマルシェンの晩年

7 現代におけるシュトルム文学

年譜

訳注

シュトルム作品一覧

訳者あとがき

(巻頭に写真8ページ収録)

日本語版への序

北ドイツの詩人テーオドール・シュトルムは,短編小説『みずうみ』や『白馬の騎手』,また抒情詩『海辺』,『片田舎』などの作者としてドイツばかりでなく,外国でも広く知られている。日本でも以前から,多数の作品が翻訳され愛読されているとのこと,まことに喜ばしいことである。ドイツではシュトルム文学の研究・普及のため,千五百人の会員を擁する「テーオドール・シュトルム協会」が活動しているが,日本でも「日本シュトルム協会」が設立され,その文学の研究・普及のために尽力されているのは,特筆に価するものがある。 このシュトルム評伝は,最初一九七九年フースム出版社から刊行され,その後五版を重ねているが,このたび翻訳され,日本の読者に紹介されることになった。恐らく本書は,日本で翻訳紹介される,比較的まとまった最初のシュトルム評伝ではないかと思われる。それは,著者ならびにドイツ「シュトルム協会」にとっては,まことに喜ばしいことであり,ここに,我われは,訳者の方々に心からお礼申し上げるとともに,本書が日本の読者に暖かく迎えられ,シュトルム文学が,ますます多くの新しい読者を見出すきっかけになることを,切に願っている。
                                 カルル・エルンスト・ラーゲ



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