カ フ ェ ー

心配ごとをかかえているなら,どんなことでも - - - カフェーへ行こう!
もっともな理由とはいえ彼女が来てくれないときも - - - カフェーへ行こう!
靴が破損したときも - - - カフェーへ!
400クローネの月給なのに500クローネ使ってしまったときも - - - カフェーへ!
まともに節約しているのにさっぱりうまく行かないときも - - - カフェーへ!
お気に入りの彼女が見つからないときも - - - カフェーへ!
自殺でもしたいような気分のときも - - - カフェーへ!
人間がいやになったけれど人間がいないとさびしいときも - - - カフェーへ!
もうどこでも付けがきかなくなったときも - - - カフェーへ!

作品集"Vita Ipsa"(1918)に収められている"Kaffeehaus" という作品です。



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紹 介:

田中まり著
『世紀末ウィーンのボヘミアン 
― 印象主義的メンタリティとアルテンベルク文学の世界』
 1997年 
東京・同学社 

 印象主義作家,カフェー作家,ボヘミアン作家,フイトニスト,フラウエンロープ,ヴィーンのディオゲネスなど多彩な顔をもち当時の作家や市民に愛されていた奇才アルテンベルクについて,ドイツ語,英語で書かれた紹介・評伝・研究書は結構ありますが,日本語では大学の紀要などに掲載された断片的な論文類を除けば,一般向けの著作は無いようです。翻訳はいくらか紹介されていますが,それもごくわずかに過ぎません。本書は元来紀要論文を元にした評論ですが,当時の支配的な風潮であった「印象主義」を基調にその文学の特色を紹介したものです。日本語で書かれた唯一の単行本文献です。

 序章:神経過敏の庭園―印象主義的世界観
第1章:世紀末世代の庭園
第2章:庭園の女性たち
第3章:都市における隠棲
第4章:日常からの逃避
第5章:感覚の饗宴
第6章:瞬間の輝き
第7章:色彩礼賛
第8章:断章の文学
結び:庭園の黄昏
引用参考文献
あとがき
さまざまな時期のアルテンベルクのポートレートなど収録
A4判174ページ,¥2500
写真:禁転載
多分シュタムティッシュでしょうか。
カフェー・ツェントラールのP.A.
アルテンベルクが好んだカフェーの
ひとつカフェー・ツェントラール

    このページにはドイツ文学の作家・作品・評論・エッセイなど随時掲載いたします。
  
先ず19世紀末ヴィーンのカフェーを愛し,そこでコーヒーをすすりながら「見るがままに」
 散文詩調の作品を書き綴ったユニークな印象主義作家ペーター・アルテンベルクを紹介
 いたします。
   とりあえず2枚の写真をご覧ください。
                                
      
    


                                   

  

Literaturcafe - ドイツ文学カフェー 


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