腸内細菌叢は生体防御の要

 細菌?汚い!気持ち悪い!と思う人も多いのではないでしょうか?確かに病原菌もたくさんいて、O157などは最近とくにハバをきかせているようです。

 でも、乳酸菌やビフィズス菌を聞いたことのない人はいないでしょう。実はこれも、立派な細菌なのです。しかも、人体に大変良い働きをする細菌なのです。

 では、その乳酸菌やビフィズス菌等が、どのような働きをするか簡単にあげてみましょう。

人間の腸(小腸・大腸)には、たくさんの菌(約100種類、100兆個)がいます。

 その中には乳酸菌やビフィズス菌をはじめとする善玉菌(以下善玉菌)と、大腸菌(善・悪)やウェルシュ菌をはじめとする腐敗菌(以下悪玉菌)が共存しています。そして、それらを腸内細菌叢と言い、善玉菌:悪玉菌=6:4のバランス(フローラバランス)が最も良い(健康)とされています。

 ところが、なんらかの原因で悪玉菌が増え、フローラバランスが崩れた場合、様々な不都合がでてきます。便秘や下痢に始まり、肌荒れ、肩こり、高血圧、さらには、動脈硬化、リュウマチ、肝臓病、癌などいずれ死に至るであろう病気にまで罹る可能性が出てきます

 フローラバランスが崩れる理由としては、第一に食事、そして、化学薬品(合成品のビタミン剤を含む)、ストレス、寝不足等が上げられると思います。

 食事ですが欧米諸国が日本食が良いと言って真似をしているのに、なぜ日本人が西洋料理をバクバク食べなければならないのか?そもそも腸の長さが西洋人の倍ほどある日本人が西洋料理(肉・牛乳・卵等)をたくさん食べるとどうなりますか?約36℃の腸の中に肉類を長い間入れておくとどうなりますか?西洋人より長い腸の中に…。

 又、人間はこれまで何千年と自然の中で自然と共に生きてきました、人間は、自然でないものを食べると体は拒絶反応を起こします。つまり、石油系の合成食品添加物等を摂ると善玉菌がそれを処理しようとして死んでしまうのです。もちろん、防腐剤(殺菌剤)などは確実に善玉菌を殺します。それも、少しならば無毒化する力も持っているのですが、年間一人4Kgもそのようなものを食べ続けていればどうなるか?ヨーロッパでは子供達でも知っています。昭和50年代から急激に癌が増えたのも、史上最悪の食品添加物『AF-2』(殺菌剤で、豆腐・ソーセージ・ハム・カマボコ等練り製品に使用されていた)も無関係ではない、と言われています。(『食品添加物』 西岡一著 家の光協会 参考)

 化学薬品にしても同じこと。特に抗生物質などは最たるもの!むやみに飲むものではありませんし、飲まなければヤバイ時は飲んだあとの対処を考えなくてはなりません。薬の副作用で亡くなる方はこの、薬を飲んだ後の対処法を間違えておられる方がほとんどではないか?と思います(基本的にお医者さんは知らないのではないかと思う)。(長生きの秘密を参考)そして、化学物質は大なり小なり肝臓に負担をかけます。

 化学薬品の中には、重金属が使用されている物もあると言う噂がありますが、今、日本で800万人いるといわれる糖尿病も体内に水銀がたくさん蓄積しているそうで、単に糖分の摂り過ぎだけが原因ではなさそうです。(肝臓が悪くても糖分の代謝が悪くなる)

 最近、テレビでよくクローズアップされ、これが病気の原因だと言われているものの一つに、活性酸素がありますが、これは、普通に呼吸をしていても、スポーツをしても、紫外線にあたっても、ストレス(怒り・悲しみ・嫉妬・苦しみ等々)でも、もちろん食品添加物でも、色々な場面で生産されますが、これらと善玉菌も無関係ではありません。

1.善玉菌はビタミンを合成
ビタミン(特にB群)を合成します。(B1・B2・B6・パンテトン酸・葉酸・ビオチン・K等)
子供達の情緒不安定の原因としてセロトニンの合成不足があげられますが、セロトニンの材料はカルシウム・マグネシウム・トリプトファン・ビタミンB6・ナイアシンだそうです。(ビタミンの効能についてはご自分でお調べ下さい)
2.善玉菌は悪玉菌をやっつける
善玉菌は、悪玉菌のある種のものから進化したもので、悪玉菌の好きな有機物は、善玉菌によって発生する。それを栄養にして、悪玉菌が繁殖し、今度は、この悪玉菌を餌にして善玉菌が繁殖する。この繰り返しでフローラバランスが保たれているのです。
3.善玉菌は化学物質・有害物質を無毒化する
食品添加物や化学薬品の毒、はたまた、ダイオキシンも分解、無毒化する力は持っているそうです。が…、今はもう、それが出来る許容範囲をとっくにとおり越しています。
また、よく噛むことによって出る唾液の中にぺルオキシターゼと言う酵素(善玉菌が関与)がありますが、これによって食品添加物を無毒化することが出来るそうです。が…、年間4Kg…
4.善玉菌は栄養を分解・吸収させる
たんぱく質や脂肪、糖分を始めとする栄養は、食べたそのままでは吸収しないことは誰もがご存知でしょうが、この、分解・吸収に善玉菌が大きく関与していることは、あまり知られていないと思います。
5.善玉菌は酵素を作る
善玉菌はさまざまな酵素を作り出します。消化酵素・分解酵素・酸化還元酵素・合成酵素等、動物が生きるに不可欠な第7?の栄養素?です。中でも酸化還元酵素の中には、今はやりの活性酸素を消去(還元)する(DNAをも破壊するハイドロキシルラジカル〈OHラジカル〉もカタラーゼと言う酵素が消去します)ものもあります。

☆善玉菌を増やすには

 第一に、生活環境の改善をするべきでしょう。
 私利・私欲のためにしかものを考えられない人間を生産する教育を見直し、厚生省の役人をまともな人間にしなければなりません。また、政治家も自分の金のことばかり考えている人間をリコールし、本当に国民のことを考える人を選ばなければなりません。そのことによって、ダイオキシン問題や化学物質・化学薬品の問題も解決するはずです。
 そのためには、ヨーロッパの人達のように我々日本国民が知ろうとしなければ、いっこうに前へ進みません。みんなで考え解決して行きましょう。
 とりあえず、食生活においては、善玉菌を使った発酵食品を摂るのが一番です。(長生きの秘密のページを参考)また、フラクトオリゴ糖やビートオリゴ糖も善玉菌の餌ですので、これらを利用するのも良いでしょう。
しかし、体を冷やすことは厳禁です。血流が悪くなると共に、善玉菌の繁殖が遅くなります。
 クーラーなどは基本的に使うものではありません(暑さに弱い人は状況に応じて)。ファンヒーターなども下半身を冷やしますし、室温ばかり高く体の芯までは絶対温まりません。赤外線の発生するもので温まりましょう(炭が一番、囲炉裏なども最高、危ないけれど炎が出るものが良い、便利で快適・安全な電気製品は体に悪い!)、
 夏は汗をかくんです。臭くても良いのです。化粧が崩れるのがなんですか?汗と共にダイオキシンや重金属が体外に出て行くのです。そして、善玉菌が増えるのです。


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