【三輪】
物語のながれ
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僧は言われるままに三輪の里に行って見ると二本の杉の立つ門があり、女に与えた衣がそれに掛けられていました。
近寄ると中から妙なる声が聞こえ・・・
藁屋(黒い布で覆われている)の中に里女が三輪明神となって居ます。丸く見えるのは、杉の木立を表してます。
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杉木立の藁屋 |
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作り物の引き廻し(黒い布)が下ろされ、中から三輪の神霊が女体にて現れ、実は自分は三輪明神であること、三輪山のしるしの杉にまつわる昔話や、神話などを物語るのです。
金風折烏帽子をかぶり、泣増(憂いを含む若い女面)をかけ、緋の大口をはき 上に長絹(ちょうけん)を着るという あらたかな巫女の姿。手には中啓を持つ。
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三輪明神 |
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【神楽舞】
ご幣を戴き”神楽舞”いの始まりです。
”神楽”とは女体の神の舞う曲で神前において神慮をすずしめる為に奏する所からきている。
必ず太鼓が入り、これを舞う曲は非常に少なく三曲だけです。
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神楽 |
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